歯周病は2つに分けられる!?レベル別の症状と治療法をわかりやすく解説
『歯が抜け落ちる病気』として有名な歯周病ですが、実は大きく2つに分けることができるのをご存知ですか? 痛みを感じないため、気づいたらかなり進行していたというケースも珍しくない病気ですが、早期発見・早期治療ができれば、比較的簡単に治すことができます。 治療法だけでなくレベル別の症状も載せておりますので、ぜひセルフチェックとしてもご活用ください。
歯周病は『歯肉炎』と『歯周炎』に分けられる
歯周病は、初期段階の『歯肉炎』と、中等度以上の『歯周炎』の2つに分けられます。 それぞれの主な症状は以下のとおりです。
歯肉炎
・歯肉が赤くなる
・歯ブラシの毛先を当てると時々出血がみられる
・出血が起こっても当日中または数日でおさまる 歯肉にのみ影響がみられる状態を『歯肉炎』といいます。
歯周炎
・歯肉が腫れて、触ると出血がみられる
・歯がグラつく
・強い口臭がある
・歯が浮いたような感じがする 歯肉だけでなく、それ以外の組織(歯根の周りにある膜や支える骨など)にも影響がみられる状態を『歯周炎』といいます。 歯周病の進行度を調べるには、歯肉の検査やレントゲン撮影を受ける必要があります。
『歯肉炎』を治すために必要な2つのこと
歯肉炎を治すためには、「普段のお手入れ方法の改善」と「定期的なクリーニング」が必要です。 毎日行うお手入れは幼い頃からの癖がでるため、自己流で治すのは非常に難しいものです。 歯科衛生士によるブラッシング指導で、正しい磨き方を身につけましょう。 また、定期的なクリーニングは歯周病だけでなく虫歯予防にも効果的です。
『歯周炎』を治すために必要な3つのこと
歯周炎を治すためには、「普段のお手入れ方法の改善」と「定期的なクリーニング」、場合によっては「外科的処置」が必要になります。 外科的処置は(フラップ手術)、麻酔をして歯肉を切開し、汚れを目に見える状態にして、徹底的にキレイにしていく方法です。 お手入れ方法の改善や定期的なクリーニングで充分な効果を得られない場合に行います。
歯周病は『歯肉炎』のうちに素早く治すことが大切
歯周病は、歯肉炎と歯周炎の2つに分けられ、軽度である歯肉炎の段階であれば、比較的簡単に治すことができます。 歯周病の発症原因は、虫歯と同じ歯垢です。歯肉が腫れやすかったり、歯石がつきやすい方は、お手入れ方法に癖がついているかもしれません。 歯肉炎が歯周炎に進行してしまわないように、歯科衛生士によるブラッシング指導で正しい磨き方を身につけ、定期的なクリーニングも積極的に受けることをおすすめします。
幕張ベイパーク歯科・矯正歯科・小児歯科では歯科衛生士が患者様お1人ひとり担当制をとり、お口の中をケアしていきます。歯周病はご自身で気づくのが難しい病気だからこそ、当院で定期的にケアを実施しましょう。
長く歯医者さんにきていないな…とお思いの方も、是非当院で一度お口の健康チェックを行いましょう。